ロジカルLABO芽育 姉妹校
吉金 丈典 (大阪大学基礎工学部・修士卒)
私は中学時代にそろばんの全国大会に出場し、そろばんがよくできる大阪大学出身のプログラマーと出会い、これが将来の夢となりました。
時を経て、大阪大学で専攻していた電波・プログラミング技術を活かし、電気メーカーでスマートフォンの電波発信源に代表される送受信アンテナを8年間設計・開発し、夢の実現を果たせました。
小さな成功と具体的な夢が自信と希望へつながることを確信した2013年末にお世話になった企業を卒業し、小さな一歩としてそろばん塾起業へと踏み出します。
キッズプログラミング開講
そろばん塾で日商1級を取得する生徒が一定数を超えた2017年ごろに「2020年、小学校でのプログラミング学習の導入」が文科省主導で決まります。この時からそろばんに通う生徒さん・保護者の皆様の協力を得て、プログラミングカリキュラムの確立へ向け、指導方針を模索し始めました。
当校では塾の名前でもある「芽を育てる」 を大方針として進めています。具体的には基礎となる計算インフラの習得を果たし、芽を出した生徒さんにはより多くの実を収穫する機会としてプログラミングを学べる環境づくりに挑戦したいと思い至りました。
小・中学レッスンから大学入試プログラミングへ
2018年には文科省から高校の学習指導要領に情報Ⅰの具体的なカリキュラムが発表され、見切り発車ではあるものの、当校でもプログラミングサービスを開始しました。
2021年には大学入試共通テストに新科目「情報Ⅰ」の追加が発表されます。当校でも追随する形で入試科目で用いるエクセルやPython言語での教材開発を一気に進め、2022年にはそれまでの小・中学校の教材と併せて、高校で学ぶ新科目・情報Ⅰへとスムーズに接続できる一環カリキュラムを完成させました。
AIプログラミングへ
また同時期にコロナ期間が後押しし、政府からはAIの利活用に注目が集まります。これが大学の基礎教養にAI基礎講座が組み入れられることにつながります。小学校から高校・大学でのプログラミング教育を俯瞰していえるのは、ビッグデータを扱うAIの利活用ができる人材が求められているということです。
当校も大学に入学する前にAI(主に深層学習)の原理のわかりづらい部分を簡単な例と共に教材を整えました。 今後も、可能性のある生徒たちが、持てる時間を最大限成果に換えられる環境づくりに挑戦していきたいと思います。